口内炎とは、口腔粘膜(口の中の表面)に発症する、炎症による、病変全てを表す病状のことです。日常、口内炎がでた、とよく言いますが、これは、口内炎の一種で、突然2mm程度の大きさで、円形の小潰瘍(傷)のことで、アフタ性潰瘍、あるいは、単にアフタというものです。
大きなアフタが、突然出来た場合は、まれですが、ベーチェット病という病気であたり、スティーブンス・ジョンソン症候群という病気であったりします。
その他にも、口の中には、水泡(水ぶくれ)が出来たりすることも良くありますが、これは、ウイルス感染によるものが大半です。水泡が、破れて、小潰瘍となっても、アフタとは異なるものです。口内炎の種類は、まだまだ沢山ありますが、最も注意が必要なものに、口腔癌(舌癌や歯ぐきの癌、など)による潰瘍があります。これは、アフタが、傷みを伴うのに対し、大きな潰瘍なのに、痛みが無いのが特徴的です。あやしいな、と思われたら、歯科口腔外科などの専門機関を受診されることをお勧めします。
アフタ口内炎
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【写真1】
歯並びが悪く、歯を舌で押しているうちに出来た潰瘍です。 |
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【写真2】
入れ歯が強く当たって出来た、比較的大きな潰瘍です。潰瘍の表面はきれいで、傷みがあります。 |
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【写真3】
典型的な舌癌です。
舌癌は、舌の辺縁から下面の中央付近に多く発症し、舌の先には、まず、発生 することはありません。このように大きな潰瘍でも、痛みを伴うことは、めった
にありません。 |
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【写真4】
これが、所謂口内炎といわれている、アフタ性潰瘍(アフタ)です。 このように1度に、数個出来て、強い痛みを伴うことも、珍しくありません。 |
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